歯周病の
予防や治療のために、うがい薬を使っている方も多いことでしょう。
しかし、市販のうがい薬で本当に歯周病を防ぐことができるのでしょうか?
今回は、うがい薬が歯周病に効くのかどうかを考えていきます。
▼歯周病を防ぐ方法
口の中には300~400種類もの細菌がいると言われていますが、その中でも歯周病の原因となるのは、「
アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス」や「ポルフィロモナス・ジンジバリス」といった細菌です。
これらの細菌は「バイオフィルム」と呼ばれる組織を作り、口腔内に張り付き、歯周病を作ります。
つまり歯周病を防ぐためには、これらの歯周病原因菌を除去する必要があるということですね。
■うがい薬ではバイオフィルムを除去できない
歯周病の原因菌が作るバイオフィルムはかなり強力で、一般的に入手できるようなうがい薬では除去することができません。
もちろん多少の殺菌効果はありますが、うがい薬だけで完全に歯周病を
予防・治療することはできないと思ったほうが良いでしょう。
では、どうしたら歯周病を
予防することができるのでしょうか。
バイオフィルムを除去するためには、やはり歯ブラシによるブラッシングが効果的です。
毎日正しく歯磨きを行って、歯垢を溜めないようにしましょう。
うがい薬は、あくまでもブラッシングの補助として役立ててください。
■歯科医院でも歯周病の
予防治療ができる
歯周病の
予防には、歯科医院で歯垢除去などの処置を受けるのも効果的です。
三鷹ながえ歯科クリニックでも、
予防歯科にはかなり力を入れています。
歯周病になってしまった後の治療も歯科医院で実施していますから、少しでも気になることがある方は早めに受診するようにしてください。
▼まとめ
歯周病は一度かかってしまうと厄介ですが、正しく
予防すればかなりの確率で防ぐことができます。
ぜひ
歯医者さんでの指導も受けながら、しっかり歯磨きをして、歯周病を
予防していきましょう。