子供は成長とともに歯が乳歯から永久歯に生え変わっていきますが、乳歯と永久歯の違いについて知っているという方は少ないのではないでしょうか。
また、乳歯と永久歯では役割も異なります。
そこで今回は、乳歯と永久歯の違いやそれぞれの役割について解説していきます。
▼乳歯と永久歯の違い
乳歯と永久歯は、数や色、大きさなどが異なります。
乳歯は全部で20本、永久歯は全部で28本です。
ただ、生まれつき歯が足りない「先天性欠損歯」である場合はこれより少し歯が少なくなります。
そして、色は乳歯が白に近い色で、永久歯は少し黄色味がかっています。
大きさに関しては想像しやすいですが、乳歯の方が永久歯より一回りぐらい小さいです。
また、永久歯は丈夫にできていますが、乳歯は石灰化が進んでいないので歯質が柔らかく、
虫歯になりやすいと言われています。
▼乳歯と永久歯の役割
乳歯の役割は主に4つあります。
まず1つ目は咀嚼です。これは永久歯の役割と変わりませんが、乳歯の場合はしっかり噛むことで体の成長に影響します。
2つ目はあごと顔の成長です。しっかり噛むことで口の周りや顔の筋肉が鍛えられ、骨の発育にもいい影響を与えます。
3つ目は発音です。乳歯がきちんと生えそろうことによってはっきり発音できるようになります。
4つ目は永久歯の誘導です。乳歯が抜けると永久歯が生えてきますが、乳歯はその後生えてくる永久歯の場所を確保して誘導しています。
そして永久歯の役割は、咀嚼や発音などはもちろん歯の厚みや強さも乳歯より優れています。永久歯は一生使うものなので大切にしましょう。
▼まとめ
乳歯と永久歯は、数や大きさだけでなく役割も異なることがわかりました。
歯の生え変わり時期はとくに歯のトラブルが多いので、気になる方はぜひ当院にご
相談ください。