近年、歯科医院では歯周病の再生療法というものが出てきました。
再生治療と聞くと、進行した歯周病が生まれ変わるイメージがありますよね。
では歯周病の再生療法とは実際どんなものなのでしょうか。
今回は歯周病の再生療法について解説します。
▼歯周病の再生療法とは
重度の歯周病により、一度ダメージを受けてしまった歯周組織は元に戻すことはできません。
仮に歯周病の菌を取り除いても戻すことはできないのです。
しかし再生療法をおこなえば、組織を再生でき、本来と近い状態に戻すことができます。
具体的な治療法は下記です。
・歯肉の入り込みを防ぐため人工膜を使い、歯周組織の再生を待つ方法
・失った部分に薬剤を入れ、歯周組織の再生を促す方法
・自身または人工の骨を移植する方法
これまで歯周病は抜歯でしか治療ができませんでしたが、近年再生療法が登場したので治療の幅が広がりました。
ただ、進行状態によっては再生ができない可能性もあります。
▼再生療法の金額について
再生療法は保険適用内になる場合があります。
薬剤を入れる治療法はおよそ6,000円前後、骨移植の場合は保険が適用されないので1箇所につき5万円?10万円くらいです。
また歯科医院にによって、使用する薬剤や治療内容が異なるので、まずは
歯医者に問い合わせるのがいいでしょう。
▼まとめ
歯周病は進行するとどんどん取り返しがつかなくなってしまいます。
状態によっては再生療法を検討してみてもいいかもしれません。
ただ、安易に決めるのではなく、まずは歯科医師とよく
相談することが大切ですよ。
当医院では歯周病に関するご
相談を承っているので、お困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。